“横尾 きっと、絵を描いてるときが
いちばんおしゃべりになってるんでしょうね。
おしゃべりっていうのは、声を出さないで
なにもしゃべってない状態ですよ。
糸井 わかります。
横尾 むしろ、しゃべらない状態なんだけれども、
その押し黙った時間の中で、
ぼくの知らないうちに
ぼくが活動してるんじゃないかな。”
“横尾 うん。ピカソには、
「表現」という概念が、まずなかったと思う。
彼に必要なのは女と人生でしょう。
芸術はあとからついてくる。”
“横尾 表現ということの中には、
美術の、あるいは絵画というものが持ってる──
あるいは美術界が求めてる表現というものが
あるんですよ。
その表現に則ったほうがいいし、
則らないとまたダメなんだけども、
最終的にはその表現は邪魔になると思うのね。
たとえばね、キュービズムを発明したブラックは、
それにずっとこだわって、
表現、表現、表現‥‥と、
袋小路に入っていったの。
ピカソはもっと頭いいというかずるいからさ、
ブラックのことを
「こいつバカだ」
「なにまじめにやってんだ」って言うの。
「そんなことより、
 女と遊ぶほうが表現に貢献するんじゃないか」
と言って、ピカソは表現なんてバッと捨てて、
女の数ばっかり増やしていって、
それで自分の絵を
次から次へ変革させていった。
ブラックは表現にこだわったために、
変革がぜんぜんできてなかった。
ピカソとキリコは早い時期に
表現を捨てたから生きのびられた。”
Picture+1.png (image)
“女性の46%、男性の30%が、2週間ネットに接続できないよりも、2週間セックスをしない方がましと回答した。”

Business Media 誠:女性の半数、男性の3割が「セックスよりインターネット」——Intel調査 (via pinto) (via konishiroku) (via kml) (via petapeta) (via yaruo)
2008-12-16 (via gkojay) (via takaakik) (via fukumatsu) (via nicotineaddictjp) (via takojima)

ネットでのコミュニケーションがセックス並みに濃密に、、ネット「…できちゃったみたい。名前は人形遣いがいいわ。」

“横尾 シャッター押さないで
見てるだけだったら、
もうそれで済んじゃうでしょ。
押すと、なんだかそれが
自分のものになるような気がする。
それで「見た」ということになる。
糸井 それは、日記のようなことで。
横尾 自覚というのか、認識ができるんだね。
例えば、飛行機が飛んでますよね。
飛行機なんてしょっちゅう飛んでるんだけど、
電線と電線の間に、
飛んでる飛行機がはさまった瞬間、
バッと入ったりすると、
あ、すごいな、形がきれいだな、と思う。
五線譜に飛行機が
引っ掛かってるように見えるわけよ。
ぼくはそれを撮ります。
だけどそれを焼いて
もう一度眺めるということは
ぜんぜんない。
糸井 撮ったという合図だけが大事で。
横尾 そう。でも、
おもしろいと思うだけだと
次に見たもののほうへ
意識が移るから、忘れちゃうわけ。
写真を撮ればその瞬間は肉体化される。”
“ふつうの人は「難問」と格闘しようとするが、
「難問好き」は好きな「難問」とつきあおうとする。
うれしそうに、「難問」を愛してつきあう。
そのうち「難問」のほうから、自然と解けていく。
そうやって、彼らはたくさんの「難問」を、
経験してきたのだ。”

漫画が実物と似ない点において正に実物自身よりも実物に似るというパラドクシカルな言明はそのままに科学上の知識に適用する事が出来る。(初出:大正十年三月『電気と文芸』)

人体のエッセンスを単純な描線に抽出する漫画と、自然現象の本質をシンプルな法則として表現する科学は、どちらも抽象化による真理の記述だということですね。